全て、工房ともが有する材の画像ですが、工房ともの「知見」「経験」より記したもので
「私見」が多く必ずしも正確ではではありません、ご承知おきの上ご覧下さい

※画像、並びに文言の転用は固くお断りいたします

工房とも 木の小物 “オリジナル” 木材種一覧

アオコクタン
準備中

アカクマル
準備中

アガチス
家具・建築用材として、主にエナメル(ペンキ)仕上げの内装下地材として多用される/ 木目は極めて緻密で、木目らしい木目は殆ど見当たらない(特に板目、フォトは柾目)/ アテ(変異部分)が多く材質は均一ではないが、硬質の重厚部分を使えば、オイルフィニッシュで深い褐色に染まり、ガクッと高級感が出て、とても下地材とは思えない仕上がりを得られる/ 手触りは平滑良好で、オイルフィニッシュで、吸い付くもち肌のようになる

アカマツ
軟木(針葉樹)の中では、比較的緻密でしっかりした材料/ 独特の脂っこさと、巾の広い年輪で清潔感がある/ その白い肌は、濡れ色(水・油等で湿らせた際の変化)がつきにくく、オイルフィニッシュを施しても、その清楚で淡い質感は殆ど変わらない/ ともでは、仕事で使う特上垂木の切り落ち等も集成して使用(例:左フォト)/ 構造材垂木とは思えない仕上がりを得る/ マツタケは、このアカマツの根元にのみ生えることで有名

アサメラ
別名アフリカンチークと呼ばれる/ 色合いは東南アジアのチークに酷似するが細い黒筋はなく、チークの最も記すべき性質である、水を寄せ付けない蝋状の触感や対腐食性もない/ 安価で比較的多く産出され、幅広の板材も入手しやすいため、カウンター材や式台・上り框によく使われる/ 肌は粗めだが仕上がりはよく、寸法も安定しているため、乾燥後の狂いも少ないが、黒化しやすい材もあるので注意が必要なようだ

アパ
アフリカケヤキと呼ばれ、カリンとマホガニの中庸の外観をしている/ 色は幾分褐色を帯び、ホンジュラスマホガニならぬアフリカンマホガニに似た色相を呈す/ 材質としてはマホガニ種より、むしろカリン種に似て硬質で重厚感がある/ 流通料は少ないが、比較的安価で虫害にも強く、加工性もよいが、材中に石灰質を含むことがあり、刃物を鈍化させるようだ

アフリカコクタン
縞黒檀・青黒檀・真黒(マグロ)・・・、数ある〜黒檀と呼ばれる中の一つだが、他種との違いは、カキノキ科ではなく、ローズウッド等同様マメ科であること/ 極めて硬質・重厚な黒檀種の中では加工性は良いほうで、磨きこめば樹脂調の深い光沢を得る事ができ、オイルフィニッシュで漆黒に染まり、他を寄せ付けない存在感を醸す/ 良材はクラリネットやオーボエの楽器材にも使用され、堅牢・緻密・均一な逸材で、ともは黒檀種の中で最も好んで使っているが、非常に高価な貴重材

アマレロ
準備中

イエローバーチ
準備中

イエローハート
南米産アマレロ族を思わせる鮮やかな黄色だが、アマレロ族の材料に比べると、目は粗く仕上がりはさほどでもない/ 比重もアマレロ族に比べるとずっと軽く(0.7程度)、どちらかと言うと、目が細かめでまっ黄色のラワンと言った印象/ アマレロ族はオイルフィニッシュしても、さほどその鮮やかな黄色は引かないが、イエローハートは幾分濃い目に染まり黄色感は幾分なくなってしまう/ 耐久性はいいようで、明色の外部用ウッドデッキ材としても流通されている

イエローパイン
準備中

イエローポプラ
準備中

イタウバ
準備中

イチョウ
準備中

イペ
ウリン・レッドシダーと並んで、外部使用のウッドデッキ材に多用/ また防水防虫に優れ、高級材チークの代替えとして船舶材としても使われるようだ/ 非常に重厚緻密で木理も交錯を極め、加工は困難だが、仕上がりは良好で狂いも少ない/ ともでも少量の板材とフローリング材を持参しており、重厚さを生かし台座スタンド等に使用/ 仕上げも困難で、木目も決して美しくないが、水に沈む重量感が心地よい/ 皮膚を刺激する成分も含まれ、加工時にはとものような敏感肌?には注意が必要らしい

インドローズウッド
ビルマチークチークと並んで世界を圧巻する南洋高級材/ 世界中の黒い縞の濃色材は、やたら〜〜ローズと言う名がつくほどに高級(〜〜銀座といっしょ)/ 暗紫色で、もやっとした黒い縞様の木目が美しい/ 製材時は芳香を放ち、オイルフィニッシュすると、尚更に深く染まり高級感を増す/ 水には沈まないが黒檀類と並んで、他を寄せ付けない存在感がある/ エッジ材の他、オイルを浸透させた箸、象嵌・ちぎり等にも使用している

ウェンジ
ダークブラウン色、黒色の縞を持った重厚材で、ムラサキタガヤサンと呼ばれることもある(実際は別種)/ 木理は交錯気味で肌目も粗いが、糸柾を持った大径木も比較的多く産出され、テーブルの甲板・羽目板などに多用され、高価なローズウッドの代替え品としての存在価値は高い/ ともでも厚板を含め在庫があり、エッジ材として、黒檀・ローズウッド等と同様に使用/ オイルフィニッシュで殊更に黒く染まる

ウォルナット
自分が敬愛する、日系二世のアメリカ人家具工芸家、故ジョージ・ナカシマが最も愛した材料/ アメリカンブラックウォルナットと呼ばれ、北米を代表する堅木で、チーク・マホガニと並んで、世界トップスリーに連なる高級家具材料/ 硬軟適度、紫褐色の深い色合い、美麗な杢目、良好な仕上がり、どれをとっても申し分ない仕上がりで、存在感がある/ チークと並んで、オイルフィニッシュに最も適した有色材と言われている

ウリン
準備中

エゾマツ
準備中

エノキ
一里塚などによく植えられ、その昔は首吊りの木と呼ばれ敬遠されていたため、大径木が多く残っていたと言われる/ 黄褐色だが、木目はケヤキににて、通直でダイナミック/ 乾燥中に現れる独特の灰色縞(ブルーステイン)にマッチするよう、暗緑色の顔料を溶かしてオイル擦り込みも効果的/ 仕上げは大変良好で、ケヤキに勝る(部位によって大きく差がある)

エンジュ
準備中

オバンコル
準備中

オリーブウッド
準備中

カエデ
準備中

カステロ
準備中

カツラ
準備中

カメルーンエボニー
準備中

カリエン
準備中

カリマンタンエボニー
準備中

カリン
一口にカリンと言っても樹種は多種に渡り、後述のパドウクもカリンの仲間で、一般的なカリンは、インドシタン・ナーラなどとも呼ばれている/ ともで所有するのは、本カリンと呼ばれるマホガニ色の目の細かめの緻密なもので、比重も0.8前後ある良品/ ナーラと呼ばれる、フィリピン産の植樹されたカリンも所有するが、幾分軽軟で材質は本カリンには及ばない/ 同じ桃色のクスやマホガニに比べると濡れ色(水・油等で湿らせた際の変化)が強く、オイルフィニッシュで飴色に染まり、その緻密さ重厚さと相まって、高級感を醸し出している/ バールと呼ばれる、根っこの瘤部分も有名だが、ともは好んでは使用しない

キリ
ご存知のように、和製箪笥材の王様/ 成長が早い木で、昔は娘が生まれるとすぐに桐を植栽し、嫁ぐ際にその桐を使って、嫁入り道具の箪笥を使ったと言われるほど/ 昨今100円ショップで横行する、すのこ等に使われる南洋桐とは全く異種で、和製桐の持つ、耐火性・吸湿性は、他の材料では代えられない性能を持つ/ 総桐箪笥でなくも、抽斗の側板としては最高の材料で、ともでも母の古い桐タンスの材料を小物に転用している

キルテッドソフトメープル
アメリカンメープル(カエデ)は、大きくハードメープルとソフトメープルに分かれる/ 幾分軽く柔らかなソフトメープルのうち、縮緬上に絹糸光沢を持つものを特化して、キルテッドメープルと呼んでいるようだ/ メープル種のような白色材は、オイルフィニッシュすると幾分その良点である清楚な白色感は影をひそめ、赤っぽく染まってしまうので、見栄えだけ考えれば、白さを抑えないウレタン磨き仕上げの方が向いているかもしれない/ 極上の風合いにこだわり、ともではホログラム状の魅力を引き立たせるオイルフィニッシュ仕上げしか行わない

クスノキ
クスノキは漢字で書くと「樟」とも書き、その漢字からも想像できるとおり、防虫剤である「樟脳」(しょうのう)の原料となる/ プレーナで削っても、手鉋やサンドペーパーをかけても、強烈な樟脳臭に包まれるが、慣れると刺激的でいい香りに感ずるようになる(とも談)/ 但し、ヒノキやヒバ同様、欧米人はこの手の臭いにはめっぽう弱いそうだ/ 材料としては大径木も多く、マホガニ調のリボン杢がきらきらと美しく、硬軟適度で加工もしやすいが、杢目部分は逆目も深く仕上げは困難

グラナディロ
中米産で、その価値は宝石にも劣らぬブラジリアンローズウッド(ハカランダ)の代替え材/ 赤めのチョコレートブラウンに、ローズウッド様の黒い縞、但し板目になると、黒筋が目立ちかなり趣を異する/ 油気のある硬質緻密な材料で、サンディングすると油分が絡みつき注意を要するが、磨くと大理石調の光沢を得る事ができ、仕上がりは高級感がある/ オイルフィニッシュで濃茶に染まり、時と共にさらに濃さを増す良材

クラロウォルナット
準備中

クリ
文字通り、毬(イガ)栗の木/ 大変腐りにくく、昔から木製家屋土台には卓越した材料として著名で高価/ 切り立ては淡褐色だが、時がたつと程よく茶褐色に染まり、永年使っているとその変化が楽しめる/ オイルフィニッシュで幾分深い色合いとなり、ともでは和製ホワイトウォルナットと位置づけ、 仕上げ肌は粗めだが、タモに似た木理も明確で、一見して四季ある所で育った邦材と理解できる

クロガキ
文字通り柿の木、だが土中の鉄分等の影響により芯材部が不規則に黒くなるのは1万本に1本といわれるほど貴重/ 辺材を含め、材質は重厚緻密均一で、黒縞がなくとも充分良材/ 手をかけたオイルフィニッシュで、ガラス様の極めてしっとりとした質感に変貌/ 仕上げは極めて良好で、マウスパッドに最適かもしれない/ 使ってみたいが、自分ではもったいなくて使えそうもない・・・/ 取って置きの1m長尺幅の一寸板、2枚はまだ使っていない

クロマツ
昔は、前述のアカマツを雌松、クロマツを雄松と呼んでいたようだ/ 立ち木の樹皮の色は全く相違するが、材料としての特性は殆どアカマツに順ずる/ ともの経験では、明瞭な区別はないものの、アカマツより芯材部が広めで、幾分中心部の色合いが、アカマツより褐色がかって濃いようだ/ 製材されたものは、ともでは区別がつけられない

クワ
その昔より、指物の優良材として著名な材/ 伊豆諸島で産出する島桑が有名で、一般的な本桑と区別され扱われるが、どちらも良材は枯渇状態で、色目・杢目のよいものは非常に高価/ 重さ(比重)のわりには、堅く丈夫で耐久性にも富む/ オイルフィニッシュで伐採したてのようなみずみずしい黄褐色に染まり、経年で深みを増し、使い込めば殊更に琥珀色に染まる/ ともでも厚板も含め少量保有するが、箱物に適するようだ

ケヤキ
日本を代表するミス堅木、用途は建築材から家具・小物まで、非常に多種に渡る/ 箒(ほうき)ケヤキと呼ばれる立ち木の姿同様、木目は通直・明瞭で美しい/ 製材時は、独特の爽やかなムスク香に包まれるが、この成分のせいで薪には向かないようだ/ クスと並んで老木が多く、タケノコ杢・玉杢・如鱗杢・泡杢・牡丹杢・・・等、あらゆる貴重な杢を持つ/ オイルフィニッシュで橙褐色がよく映え、特に老木の深い赤褐色の色合いは何ともいえない趣がある

コウボク
準備中

コエマツ
上記のアカマツ・クロマツ等、松属の老木で、杢を持った特に脂っ気の多い木をさすと理解している/ ともでも数枚板材を持っているが、確かに加工中に脂が噴出してきて、手鉋もサンドペーパーかけも、脂が絡み付いて非常に困難/ 老木で木目ももめているいるものが多く、よく切れる鉋でないと、一見ツルっと仕上がっているようで、よく見ると細かい逆目が全く止まっていない事もある/ 針葉樹の中にあっては非常に緻密で堅いため、とびきりのオイルフィニッシュで最高の仕上がりを得られる

ココボロ
南米産、ローズウッドの仲間/ 後述のボコテと共に、エクゾティックな木柄を有する硬質緻密な逸材で高価、入手は大変困難/ ボコテが、黄色〜黒色なのに対し(虎柄)、ココボロは橙〜チョコで、負けず劣らず派手な風体/ 稀少性とその派手さからか、柄やグリップなどに多く使われている/ 但し加工したての肌は驚くことに薄紫色で、パープルハート同様、大気に触れると見る見る間に、燃え滾る炎のような橙色に変貌する/ オイルフィニッシュで幾分茶味を帯び、経年で深い濃茶に染まる

ゴムノキ
準備中

サイプレス
別名、豪州ひのき/ 名の通り、オーストラリアから産出するヒノキの仲間/ 材は多色性で趣は違うが、和製ヒノキ同様、加工中は爽やかな芳香に包まれ、すぐれた耐候性や加工性等の性質も似ている/ ただサイプレスの比重は平均して0.70ほどあり(ヒノキは0.40〜0.50)、持った感じは軟木ではなく、まさしく堅木で、実際表面も和製ヒノキに比べるとはるかに堅い/ 但し、鉋かけ等の加工性はさすがに軟木で素晴らしく、ビジネス部材の製作で、サイプレスを使うのがとても楽しみ

サティーネ
ブラッドウッド(血の木)とも呼ばれ、知る限り最も真紅を呈す高価な材料/ 重厚・硬質・緻密で肌目はやや粗く、逆目も深く加工も大変困難だが、手をかけ磨くと光沢が出る/ オイルフィニッシュで殊更に深紅に染まり、ホログラムのように見る角度によって、色を変える魅力的な材料/ 一時はフローリング材・ウッドデッキ材等も出回っていたが、昨今深い色の良材はめっきり流通量が減ってしまった/ 製剤時はチョコレート香のする大好きな材で、深紅の材もある程度持参しており、多岐に使用している/ 後述の、同様に赤い木パドウクよりも存在感・重厚感がある

サワラ
マウスパッド等ですでに使用しているが、実際にサワラであるかは分からない/ ただネットであちこち検索してみると、色合い・比重・木目・・・等が酷似しているので、当座サワラと呼んでいる/ ヒノキに似た木目と風合いは邦人好みで、一見にして和物と言う感じがして、侘び寂びをお好みの方には人気があるようだ/ 手抜きのないオイル研ぎを繰り返すと、永年人に触り続けられた柱のような落ち着いた趣になる

シデ
マウスパッド等ですでに使用しているが、実際にシデであるか確証はない/ ただし、色合い・比重・木目・性質・・・等を考慮すると、シデに相違ないと思われる/ 木目は決して美麗ではないが、重厚で極めて緻密、繊維質が強固で弾力性に富み、農機具等に使われるだけあって、実用性のある木の小物には向いているかもしれない/ オイルフィニッシュで殊更に平滑になり、手入れして使い込んでいるとガラス調の光沢が出てくる/

シマコクタン
9
「ホンシタン」「タガヤサン」と並んで、三唐木と称されるものの筆頭に位置/ 黒檀様の黒色材は世界各地で産出され、樹種科目はまちまちだが、それぞれに〜〜黒檀と呼称される/ 黒檀種の代表格である縞黒檀は、塗装前は黒色と言うより、黒と橙茶色の縞模様と言う感じだが、オイルフィニッシュすると橙茶色の縞部分が幾分ソフトトーン状に紛れ、全体的にもやもやと黒色に染まり、追随を許さない高級感を醸す/ インド産で著名な縞のない漆黒材「本黒檀」は「真黒(マグロ)」と呼称され、縞黒檀の数倍高価

シマツゲ
準備中

シャムガキ(ジリコテ)
もともとは名の通り東南アジアで産出されたカキノキ科の材だが、現在は殆ど流通していないようだ/ 辺材の淡黄色〜心材の黒色縞は、日本のクロガキと同じだが、現在市場で流通する中米産のシャムガキは、科目を異にする別種/ ご覧のような孔雀杢と呼ばれる杢目が印象的な逸材で、杢目のよいものは床柱等にも使われ、銘木扱いされている/ 重さ・堅さの割には加工性はよく、粘り気もあるので、ともでは箱物・箸やエッジ材として多用/ オイルフィニッシュで、深い黒色に染まるが、縞黒檀ほど木目はぼけず、経年による色目の変化も少ない

シャムツゲ
邦材のツゲは言わずと知れた、櫛や印鑑・表札に使用される、極めて緻密で木理のない材料(フォトはシャムツゲ)/ 代用品として、和製の椿や南米のアマレロ属があるが、縦目・横目の区別のない黄楊の持つ材料としての性質は卓越している/ 外観が似ているシャムツゲだが、和製ツゲに比べると柔らかく粘りもないので、性能的にはツゲの代用にはならず、あくまで風合い・外観ベースでの代用品と言える/ 但し美しい淡黄色での仕上がりは良好で、オイルフィニッシュでプラスティック調の木材とは思えぬ平滑性・風合いを醸し出す事ができる

シラカシ
準備中

シロクマル
準備中

スギ
準備中

スネークウッド
年間に数十本しか産出されず、「幻の木」と呼ばれ、1本取りしたスネークウッドから作られた曲がりステッキは、100万円以上する事で有名/ 1kgで数万円と高価だが、ともでは長短のログで数十本所有、通常ではありえない箱物や靴ベラ等々の製作に挑戦している/ その堅さと、他を寄せ付けない蛇紋が醸し出す存在感には誰もが圧倒される/ 実用性・満足感・仕上がり・・・を考慮すれば、コストパフォーマンスは、ある意味最高の材料と言えそう

スプルース
「アラスカ桧(ヒノキ)」の名で、和製建築の内装材として、その流通量・手ごろな価格から非常によく流通されるが、樹種としてはマツ科のトウヒ属に含まれ、針葉樹であること以外はヒノキとは全くの異種/ 加工性・人肌に近い色合い・均一で緻密な年輪(柾目)・スーパーサフェーサー(超仕上)での卓越した仕上がりで、邦人にも受け入れられ、和室材としては他材を圧巻している/ 丁寧なオイルフィニッシュを施すと、幾分黄色く染まり、しっとり感を増し温かみのある人肌調となる

ゼブラウッド
昭和30〜40年代に、貼りものではあるが、タンス等の材料として、日本で大流行したそうである/ 何と言ってもそのコントラストの強い、その名の由来ともなった縞模様が印象的/ 交錯した肌目は粗く、加工中は鼻をつく臭いがあるが、手をかけきちんと仕上げれば滑らかさもあり、磨けば光沢も出る/ オイルフィニッシュすると、淡色部分が濃い目に濡れ色(水・油等で湿らせた際の変化)がつき、高級感がぐっと増す

セランガンバツー
準備中

セン
準備中

ソノケリン
別名、インドネシアンローズウッド/ 高価なインドローズウッド(前述)をインドネシアで植栽したもので、一見インドローズと見間違えるが、加工する者はすぐ分かるほどに、材質に差がある/ 加工中の芳香は少なく、年輪巾は広く、何より材料にこしがなく、重さの割に頼りない感はゆがめない/ 自分が家具屋の頃は「ソノケ」と言って蔑視されていたが、手をかけオイルフィニッシュで仕上げてしまうと、インドローズと見分けがつかぬほどに仕上がりは良好/ 現在木の小物・フローリング等で、ローズウッドと謡っているものの殆どはソノケリンなので注意が必要

ソフトメープル
準備中

ソメイヨシノ
家具材として一般に真桜と言うと、山桜をさすようだが、ともで保有しているのは、お花見で見かけるソメイヨシノ(マカバ参照)で、自ら伐採した材/ サクラの代替えで使われるカバの芯材のピンクを、幾分褐色にしたような色合いで、散孔材で非常に緻密なためツルっと気持ちよく仕上がり、オイルフィニッシュで深い褐色に染まり高級感を増す/ 製材時は甘い桜餅の芳香に包まれ、経年すればより深い褐色に美しく染まり、全体的に女性に好まれそうな材料

ダオ
準備中

タガヤサン
「シマコクタン」「ホンシタン」と並ぶ「三唐木」の一つ/ 深い緑がかった茶色の地に、濃い黄色の縞が波打つように織り成す杢目は印象的で、まさにタガヤサン独特のもの/ ファンも多い逸材だが、昨今めっきり流通量が減っているのも事実なようだ/ 重く堅く、案の定加工は困難だが、磨けば光沢もあり、オイルフィニッシュで、より一層杢目は生き生きとして高級感を増す/ 上記、科目を異にするアフリカ産のウェンジと杢目が似ているため、ウェンジをムラサキタガヤと呼ぶこともあるが、一般的にムラサキタガヤは別に存在する

タモ
北海道で多産され、ナラと並んで用途の広い、江戸指物でも多用される邦国の代表的な堅木/ 春材・秋材の差が顕著で、木目は極めて明瞭で印象深い/ 板目材では度重なるオイルフィニッシュや経年で、春材〜秋材の起伏がでるが、針葉樹にも似たタモの良点/ 化学薬品で神代色(深緑色)に染めると、古木感が出て趣がある/ ともでは焼け杉をイメージして、焼きタモも挑戦中(後述)

チャクテコック(レッドハート)
準備中

チューリップウッド
中米のスネークウッド・アフリカのピンクアイボリー等と並ぶ南米の超高級材/ アイボリ色地に、赤褐色の縞模様が非常に印象的で、中世から昨今まで最も人気のある高価な逸材/ ともでも些少所有しているが、上記の特徴を顕著に出しているものは非常に高価で手が出ない/ 木理は交錯し加工性はよくないが、オイルフィニッシュでよりコントラストが強くなり、印象的な縞模様はさらに高級感を増す/ 経年しても、色目やコントラストが変化しない稀少材

チンチャン
「手違い紫檀」と呼ばれ、その名の通りホンシタン(後述)の代用品として、仏壇・唐木細工等に使用されている/ 本紫檀より濃色の縞模様が幾分はっきりせず、全体的に色合いは彩度が低く、赤味の少ない茶系で、重厚さは優るがインドローズウッドにも似る/ 材質は本紫檀に類似し、硬質重厚緻密で、我々邦人にとっては、真に唐木の代表格材料/ マウスパッドや靴ベラに使用したが、重厚さも良好な仕上りも酷似して、小物になると本紫檀との区別は難しい/ 高価な本紫檀製とありながら、実際はチンチャン製も横行しているので注意が必要

チーク
世界的なミスター堅木、全てにおいて優れた材料/ 東南アジアの南洋材だが濃茶色の木目もあり、暗緑色〜黄金色の表情豊かな色合いも美しい/ 防虫・耐水等、その優れた性質から、船舶材としては他を寄せ付けない/ オイルフィニッシュは、チークのために生まれてきた仕上げで、「チークオイル」と呼ばれる専用オイルで仕上げ、思惑通りに上がれば感無量/ ともの最も好きな材料のひとつ

ディフォー
色合いは、黄楊類・アマレロ属・イエローハートに勝る、美しい真黄色の材料/ 但し上記の樹種に比べると幾分軽量で、目立たぬが褐色の木目も確認する事ができる/ 殆ど流通していない材料で、黄色に惹かれ製材屋さんの端材を分けてもらったので、産出地等も不明/ ネットで検索しても全く見当たらなかった/ オイルフィニッシュで、幾分橙色に染まり経年で黄土色に変化する

デザートアイアンウッド
準備中

ドリアン
準備中

トルコツゲ
準備中

ナーラ(インドネシアンカリン)
準備中

ナラ
ご存知の通り、ケヤキと並んで日本のミスター堅木/ 外材のオーク類に押され気味だが、適度な硬軟、ムラのない質感・均一な色気等を考えると、その昔北海道産ナラ材が世界を圧巻した事もうなずける気がする/ ともは注文家具屋の頃、ナラを一番多く使った、言わば自分に堅木の扱いを教え、家具屋にしてくれた材料/ タンニンを多く含み、鉄分に触れると真っ黒くなってしまう/ オイル研ぎにより、より深い褐色になり、特に和ナラならではの虎斑(柾目に現出する放射組織)は美しい

ニヤトー
準備中

パオロサ
別名、アフリカ紫檀と呼ばれる/ 気幹比重1.1程あり、非常に重厚で堅牢な材料/ アジアの本シタンより色は浅めで時間と共に濃茶に染まり、黒縞も相まって、ローズウッドや本シタンに酷似してくるが、ローズ系樹種独特の芳香は殆どない/ ともでは厚板を数枚所有、堅牢さをいかしてステッキ支柱や箸、木柄も明瞭なのでエッジ材等に使用しているが、逆目は深く加工は困難を極める/ オイルフィニッシュで幾分濡れ(水・油等で湿らせた際の変化)がつき、木目は明瞭になるが甚だしい変化はない

バストーニュウォルナット
準備中

バーズアイハードメープル
アメリカンハードメープル(カエデ属)の中で、特殊な杢目をしている材料で、沢山の鳥の目が並んでいるように見えるのでこの名前(鳥眼杢)がついている/ きらきらと瞬き、浮き出すような立体感を醸し出し、清楚な白色系の材料なのに、圧倒的な存在感は見る者を惹きつける/ バブル期、ともが注文家具屋の頃、高級特注家具に多用され、0.3mm厚の薄突板で、1u数万円もするものも多々あったと記憶している

ハードメープル
上記バーズアイメープルのレギュラー品/ 人肌よりも白く清楚な色調、木目もほんのり薄手の赤色縞で落ち着いた雰囲気/ その見た目とは裏腹に、比重の割に大変丈夫で、粘りがある腰の強い材料で、器具類やステッキ、運動器具など安全で強度のある木工品によく使用される/ ボウリングピンやレーンの床材もハードメープルが多く、MLBのホームラン王バリーボンズ愛用のバットがハードメープル製でも話題となった/ オイルフィニッシュでも殆ど濡れ色(水・油等で湿らせた際の変化)はつかず、幾分白肌色が濃くなる程度だが、ほんの些細な逆目や鋸跡も許されぬほどに粗が出るので、仕上げには注意が必要

パープルハート
見ての通り、刺激的な色合いを持つ南米材/ しかし切り立てはチークに似た褐色で、空気に触れると見る見る間に紫色に変貌する/ 両逆目の縮れ杢部分の加工は非常に難しく、通常の八分勾配の鉋では刃がたたないが、丁寧なオイルフィニッシュで極上の風合に/ 材としての安定性も抜群で、用途はフローリングから小物まで多岐にわたる/ 使い込む程に茶を帯びたより深い紫色に変貌し、高級感を増す

パドウク
アフリカ生まれのカリンの仲間で、製材したては、本当に真っ赤〜バーミリオン色(赤橙)/ 日が経って落ち着くと、全体的に茶味を帯び、濃茶色の縞がより浮き出て、ホンジュラスローズウッド調に変化/ 濡れ色(水・油等で湿らせた際の変化)がつき易く、オイルフィニッシュすると、明るい茶色目のローズウッドに見える/ 両逆目で仕上げは困難だが、適度な硬質も相まって質感は良好/ その色気・強度から、ともでは象嵌やちぎりにも使用している

パリサンダー
アフリカ産(主にマダガスカル)ローズウッド種の一つ/ 材色は褐色〜濃紫色と多岐にわたり、インド産本ローズウッドの代用としては一般的に濃色材が好まれるようだ/ 本ローズに比べると幾分紫色がかり、同様の黒縞も平面的で奥行きがない感があるが、硬質材としては本ローズを凌駕する/ 堅く重く、緻密な材料の割には加工性はよく、エッジなどに使用しオイルフィニッシュすると高級感を増し、赤味がかった本ローズのように見える

パロサント
準備中

ハンノキ
今流行の米材アルダーの同種で類似/ しかし、ともの持つ国産材の方が目がつんでいて、特に柾目や芯材部の虎斑がきらきらと美しい/ 濡れ色(水・油等で湿らせた際の変化)が非常につき易く、オイルを擦り込むと驚愕するほどに、薄褐色からオレンジ色に色相が変わる/ 質感は緻密で良好、女性に好まれ、オイルフィニッシュで赤ん坊のやわらか肌のようになる

ヒノキ
ご存知のように日本の、いや世界の針葉樹(軟木)の王様/ 程よい油気・香気・白く美しい木目・桃色がかった芯部、どれをとっても申し分ない/ ヒノキのように白い材料はオイルフィニッシュに向かないとされるが、少なくも通常施されるWAX仕上げなどよりは、その風合い・耐久性共、オイルフィニッシュの方がはるかに優れている/ 濡れ色(水・油等で湿らせた際の変化)がつきにくく、オイルフィニッシュしても質感も色相もさほど変わらない

ヒバ
準備中

ビャクダン(インドネシア)
準備中

ピンクアイボリー
和名「桃色象牙」と呼ばれる南アフリカ産の超高級材/ その名の通り、芯材は桃色を呈し、材料としても極めて緻密で重厚、辺材の白色部分は真に象牙調/ 但しオイルフィニッシュすると、幾分褐色に染まり、その持ち味である桃色は多少失われる/ そのすぐれた硬質の材質より、桃色の材色を重んじるなら、ウレタン塗装の方がいいかもしれない/ 数枚の板材と端材は多数所持、通常では製作しない箱物や箸等の小物に使用している

ビーフウッド
その名の通り、生肉を思わせる柄の濃褐色の材料/ 高価な材料で、特に巾の取れる材は貴重/ 霜降り肉を思わせる、独特の薄褐色の班が大きなものは、後述のレースウッドに酷似している(産地も科も異なる)/ オイルフィニッシュで、ウォールナット調の、高級感ある深い茶褐色に染まる/ ともでも端材を少々所持するが、希少材ゆえ製品はごく少数

プトムジュ
準備中

ブビンガ
老ケヤキとローズウッドの中庸の紫褐色の材料で、極めて硬質で重厚/ 玉杢状の逆目がきらきらと際立って美しい/ 大径木が多く算出されるため、日本でも1枚板のテーブル・カウンター等の甲板に使われているのをよく見かける/ オイルフィニッシュで、尚更に深い茶紫色に変化/ 仕上げは困難だが、質感は良好、濃色で重厚材のため存在感がある

ブラックチェリー
準備中

ブラックビーン
準備中

フランスツゲ
準備中

ペアーウッド
準備中

ベイツガ
準備中

ベイヒバ
準備中

ベイマツ
別名ピーラと呼ばれる、北米製の松材/ とは言っても、まれに脂つぼもあるが、前述の和製の松たちとは全く違う趣き/ 大径木が多く採れ、フォトのような貴重な糸柾(極めて年輪巾の細かい柾目)が、日本では珍重されているようだ/ 軟木の中では硬質緻密で、柾目面は一見堅木を思わせる様相を呈す/ 和製松とは対照的に、濡れ色(水・油等で湿らせた際の変化)も強く、赤味が引き立ち、持ち前の油分と相まって、よりしっとり感をかもし出す

ペクイア
ミカン科に属し、ムラの少ない綺麗な黄色をした、木目が殆ど見当たらない大変緻密な材料/ 印鑑や表札に使われる黄楊の代用品で著名な、南米産アマレロ属の上級品で高価/ 端材の在庫のみだが、箸・ペーパーカッターなどを製作、緻密で堅いわりには、加工しやすく、仕上がりも上々/ オイルフィニッシュしても、美しい黄色は殆ど失われない

ベリウッド
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ペルナンブーコ
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ペロパロサ
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ボコテ
ブラジル産ローズウッド属の代名詞「リオグランデ」の代表格/ 深い黄色と黒縞が織り成す木柄は、柾目も板目も見事で、他に類を見ない独特の木目は、見る人を圧巻する/ 但し、その見事な木目は大判になると、邦人には幾分うるさく感じられるので、個性を生かした、エッジやグリップ等に使用するのが望ましいかも/ 端材ベースの材から、箱物や小物に使用、オイルフィニッシュしても色気は殆ど変らない

ホワイトアッシュ
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ホワイトオーク
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ホンコクタン
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ホンシタン
シマコクタン・タガヤサンと並ぶ、3大唐木の一つで、黒檀やローズウッド同様、〜〜シタンと名がつくことが多い/ 但し、木目・色気等は産地によって大きく異なり、左フォトのような、インドローズを幾分薄くしたような暗紫色をした東南アジア産を、他のシタン類似品と区別するため本紫檀と呼ぶことが多い/ 黒檀に比べると導管は太めだが、重厚さ緻密さは黒檀に勝り、小物等の製作では黒檀を凌ぐ存在でより高価となっている

ホンジュラスローズウッド
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マカバ
建築や家具の材料で、サクラと呼ばれているのは、その殆どがこのカバの仲間/ マカバ・ダケカンバ・アサダ・ミズメ・オノオレカンバ・・・等を総称して雑カバと称す/ それぞれ持ち味は違うものの、一般的には白い辺材と桃褐色の芯材の対比が美しく、好んで混ぜて使われることもある/ 材質は緻密で硬質だが、やせや狂いが大きく、材としての性能は今一つ/ オイルフィニッシュで心材は深い色に染まり、極めて平滑な風合いを得る

マコレ
アフリカ原産で、同地同種のモアビと共に南洋サクラなどと呼ばれ、和材では赤身のアサダ・マカバ等に似る/ ともが注文家具屋の時に多用した材で、緻密・均一・重厚な良材だが、柾目の交錯木理部分は小さな逆目が止まりにくい/ 順目(ならい目)の部分の仕上げは、鉋ひと引きで光沢が出るほどに良好/ カリンと言われて購入した材の1/3がたまたまこの材料だったので多少在庫しており、適材適所で使用している

マホガニ
本来のマホガニは、中米で産出するホンジュラスマホガニ、但しアジアやアフリカでも類似した材料は存在し、〜〜マホガニの名で多数存在する/ 欧州で大変好まれる材料で、うっすらと姿を現す形のよいタケノコ目(板目)と、リボン杢と呼ばれる、きらきらと交錯する縞模様(柾目)が特徴的/ 和材のクスに、木目も桃色の色合いも類似と認識しているが、針葉樹文化の邦人には今一つポピュラーではないようだ/ ともでは、地物より目は粗く年輪幅も広めだが、色目や質感は酷似するアフリカで植栽されたマホガニを主に使用している

マンガシロ
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ミズキ
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ムラサキタガヤ
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モアビ
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モパーネウッド
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モミ
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モンゾ
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ヨーロピアンビーチ
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ラワン
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リグナムバイタ
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リンパガ
その昔、新木場のなじみの材木屋さんより厚板を数枚購入、名前はリンガヤと教わった/ ネットの材種辞典では、そんな名前の樹種は・・・ない、1ページずつ丁寧に見ていくとリンパガと言う名前のようだ、木理・色・比重・材質、全てマッチして間違いない/ 茶褐色で交錯する木理はマホガニ似、深めの両逆目で仕上げは困難だが、手をかけてやれば、美しい光沢のリボン杢がオイルフィニッシュでひき立てられる/ ケヤキ調の程よい茶褐色をしているので高級感がある、チーク色のマホガニって言えば分かりやすそう

レースウッド
南米産で、その名のごとく、きらきらと輝くレース地のような模様を醸しだす/ ぎらぎらと輝く虎斑を持つオーストラリア産のシルキーオークのことを、同名で呼ぶこともあるが異種で、レースウッドの方が重厚で、独特の模様も繊細で魅力的/ むしろレース模様の細かな部分は、前述のビーフウッドに似るが、ビーフウッドよりも幾分赤っぽくて地色は薄い/ 美しく満面にレース模様が多出しているものは高価

ローレル
ローレルとは言っても、葉で冠を作る月桂樹ではない/ 木目は揉めていない部分のムラサキタガヤサンを思わせるが、タガヤサン類のように目の中が異色ではなく、本体同系色の濃紫色で成され比較的通直/ 比重1.0近くある緻密な良材で、黒檀や紫檀の代用としても利用されるが、乾燥は難しいらしい/ オイルフィニッシュすると木目は幾分ボケるが、暗紫色に染まり唐木同様の高級感を醸しだす

ワイルドオリーブ
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神代スギ
火山の噴火等が理由で、地中に永年埋もれて、鉄分等と反応し深緑色に変化した材料/ 他にも、神代ケヤキ・タモ・ニレ等がある/ 希少価値で趣があり、工芸品等に好まれて使われ、大きさ・太さにによっては、銘木として扱われ非常に高価/ 神代スギには、柔らかさをカバーするためうずくりを施し、オイルフィニッシュで殊更に色濃く染め高級感を醸しだす/ 但し化学薬品着色で同等の色合いを演出することも可能

焼きスギ
日本の固有種である杉は、質・量とも言うまでもなくミスター建築材料/ 但しマウスパッド等よく手に触れる物には、柔らかすぎて今一つ/ そこでうずくり仕上げ風に、焼いて春材の柔らかい部分を削ぎ、秋材の硬い部分を際立たす事により、その弱点をカバー/ 丁寧なオイルフィニッシュと相まって、趣きあるマウスパッドに変身・・・人気あり
065
焼きタモ
上記の焼きスギ同様、春材と秋材の硬軟の差が大きな材料でないと、焼成加工は意味がない/ 現在手持ちの材料で、当技法に向いているのは2種/ ただしどんなに気を付けても、焼成の際の反りで、大体1/3程は使い物にならなくなってしまう/ 春目〜秋目にエンボスがついて、マウスパッドに向かないように感ずるが、返ってその動きはスムーズで、一度使うと虜になる/ 過去に流行した黒染色の目出し仕上げに似るが、丁寧なオイルフィニッシュで極上の風合となり、突出した秋目が指先に心地よい


(2020/07/31更新・132項目・066画像&コメント)

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